中性脂肪とは?

血液は固形成分(血球細胞など)と、液体の血漿からできています。この血漿のなかに脂質が存在しています。中性脂肪、コレステロール、リン酸質、遊離脂肪酸などで、これらはすべて脂質ですが、それぞれ役割が違うのです。例えばコレステロールは細胞膜やホルモンを作るために使われていますが、中性脂肪というのはエネルギーとして体内に蓄えるための脂肪の形態で、体脂肪は中性脂肪でできています。脂質、とくに中性脂肪などは悪者のような印象をもちがちですが、皮下脂肪などの体脂肪がなければ人間は生きていくことができません。わたしたちの組織や内臓を守ってくれるクッションのようなものだからです。もちろんエネルギーの補給にも使われます。ただ増えすぎると健康に悪影響があるのです。

健康診断で中性脂肪が高いという指摘をうけると、「食事で脂肪の摂取を控えよう。」という人が多いですよね。食事で脂肪を摂ると小腸で吸収されカイロミクロンというものになり血液中にパッと増えます。でもこのカイロミクロンは数時間以内に体内の組織のエネルギーとして消費されてなくなります。健康診断は12時間以上もの空腹時にします。だから食べた脂肪が中性脂肪になっているのではなく、脂肪摂取制限だけでは改善されないことになります。

では空腹時にも血液にある中性脂肪は何から作られるのでしょう。それは食べ過ぎた糖質やアルコールをもとに肝臓が作り出したのです。また、肥満の人は体内の脂肪細胞からでる脂肪酸から更に中性脂肪が肝臓で合成される、という悪循環も行われているのです。

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