中性脂肪とコレステロール

血液のなかには赤血球、白血球などの血球細胞や血小板などの固形の部分と、液体の部分があります。この液体の部分には脂肪が存在しています。それはトリグリセライド、TGとも称される「中性脂肪」、「コレステロール」、「リン脂質」、「遊離脂肪酸」などです。すべて脂質なのですが、その役割が違うのです。

中性脂肪というのはエネルギーを身体に貯蔵するための脂肪の一形態です。体脂肪はほとんどこの中性脂肪でできています。あなたがお腹や腕をつまんだときに感じる弾力あるクッションのようなものは中性脂肪です。これがなかったら皮膚の下にすぐ骨や血管、内臓などが存在することになり、ちょっとどこかにぶつけただけでも命にかかわる大怪我になってしまいますね。またこの中性脂肪のクッションが外気から体内組織を守ってくれているおかげで体温の維持ができています。中性脂肪がないと生きていけない、大切な役割をしているのです。ただ体内に多くなりすぎるとドロドロ血や動脈硬化がすすみ重篤な病気を惹き起こすので注意が必要です。

次にコレステロールは各細胞の細胞膜やホルモンをつくるのにつかわれています。わたしたちの身体は日々新陳代謝がおこなわれ、1年半も経つと体内の細胞は全部入れ替わっている、などと聞くことがありますね。とうぜん細胞膜だっていれかわっていますが新しい細胞膜はコレステロールを使ってつくられているのです。またホルモンは体内の情報の伝達になくてはならなものです。コレステロールもなくてはならないものですが、こちらも中性脂肪同様、増えすぎると動脈硬化から心筋梗塞や脳溢血の危険が高まります。

 

コレステロールとは?

コレステロールは体内にある脂質の一種です。体脂肪は別の脂質である中性脂肪ですが、コレステロールは脂質として別の役割を果たしています。身体に悪いものだとばかり思われがちですが本来コレステロールは身体になくてはならない大事なもの、そしてコレステロールの研究がすすみ、その実態もどんどん解明されているところです。以前は悪玉コレステロールが悪く善玉コレステロールがよい、というのは一般認識でしたが、現在はどちらも必要でそのバランスが大事だとわかってきたのもそのひとつです。

ではコレステロールの大事な役割とはなんでしょうか。コレステロールは、細胞膜をつくってそれを安定させています。私たちのからだは何十億個もの細胞でできていますが、細胞間の液や細胞内のものがまじりあわず微妙なバランスの上にきちんと成り立っているのは細胞膜がそれぞれの細胞を分化し守っているからです。また血液内の壁を補強していうれているのもコレステロールです。それだけではなくコレステロールはホルモンの原料にもなっているのです。

このようにコレステロールは身体には必要不可欠ですが、ただ、増えすぎると問題なのです。

日本人はその6割が心臓か脳の血管の病気で亡くなりますが、これらの原因は動脈硬化です。動脈硬化の原因は老化ということもあるのですが若い人でもこの病気で亡くなりますね。その原因はコレステロールや中性脂肪の超過が原因とされています。コレステロールの場合はそれに最近の研究の成果からHDLとLDLのバランスも大事とされているのです。

LDLコレステロール値を下げる食生活改善のポイント

  • 食べ過ぎをやめて、食事の量・カロリー量を適正にする
  • コレステロールの多い食品の摂取量を減らす
  • 油脂の質を考える
  • 食物繊維をたっぷりと摂る
  • 栄養バランスのよい食事をとる

LDLコレステロール値を下げるのに効果的な食品・食材

  • 野菜
  • 果物
  • 海藻
  • 青魚
  • 大豆製品

引用元:管理栄養士が解説/
LDLコレステロール値を下げる食生活改善と効果的な食品・食材

 

中性脂肪とは?

血液は固形成分(血球細胞など)と、液体の血漿からできています。この血漿のなかに脂質が存在しています。中性脂肪、コレステロール、リン酸質、遊離脂肪酸などで、これらはすべて脂質ですが、それぞれ役割が違うのです。例えばコレステロールは細胞膜やホルモンを作るために使われていますが、中性脂肪というのはエネルギーとして体内に蓄えるための脂肪の形態で、体脂肪は中性脂肪でできています。脂質、とくに中性脂肪などは悪者のような印象をもちがちですが、皮下脂肪などの体脂肪がなければ人間は生きていくことができません。わたしたちの組織や内臓を守ってくれるクッションのようなものだからです。もちろんエネルギーの補給にも使われます。ただ増えすぎると健康に悪影響があるのです。

健康診断で中性脂肪が高いという指摘をうけると、「食事で脂肪の摂取を控えよう。」という人が多いですよね。食事で脂肪を摂ると小腸で吸収されカイロミクロンというものになり血液中にパッと増えます。でもこのカイロミクロンは数時間以内に体内の組織のエネルギーとして消費されてなくなります。健康診断は12時間以上もの空腹時にします。だから食べた脂肪が中性脂肪になっているのではなく、脂肪摂取制限だけでは改善されないことになります。

では空腹時にも血液にある中性脂肪は何から作られるのでしょう。それは食べ過ぎた糖質やアルコールをもとに肝臓が作り出したのです。また、肥満の人は体内の脂肪細胞からでる脂肪酸から更に中性脂肪が肝臓で合成される、という悪循環も行われているのです。

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